■オルタナ本誌61号 モビリティの未来から
たった数カ月で全人類を苦しめ、暮らし方や働き方を変えてしまった新型コロナウイルス(COVID-19)。そのパワーはどんな自然災害よりも強烈だった。まだ完全には収束していないものの、私が属しているモビリティ業界もテンヤワンヤの大騒ぎだ。各メディアやコンサルタントは「ポストコロナ、アフターコロナ、ウイズコロナ」などと色々なシナリオを描いている。
しかし、どのレポートを読んでもピンとこない。過去の成功体験への未練を感じるからだ。決して元には戻れないという「チャレンジング」なシナリオを考えるべきなのか。今はまだその時期ではないような気がする。
しかし、第一波かもしれないコロナの被害は、世界でも日本は飛び抜けて好成
績をあげている。
*この続きは雑誌「オルタナ」61号(第一特集「新型コロナと持続可能性」、6月30日発売)に掲載しています
筆者:しみず・かずお 武蔵工業大学電子通信工学卒、1981年からプロのレースドライバーに転向、1988年本格的なジャーナリスト活動開始、日本自動車ジャーナリスト協会会員(AJAJ)、日本科学技術ジャーナリスト会議会員(JASTJ)、著書・共著に『クルマ安全学のすすめ』『燃料電池とはなにか』『ITSの思想』『ディーゼルこそが、地球を救う』などがある。