日立子会社、中国の水事業に進出

日立製作所は11月22日、子会社でプラント設備などを手掛ける日立プラントテクノロジーが、中国西部地区の水事業大手である成都市興蓉集団有限公司(四川省成都市)と上下水道事業で提携すると発表した。今後、新興国など海外での水ビジネスの拡大を目指す考えだ。

興蓉集団は中国西部で上下水道の建設や維持管理、水事業への投資などを行う国営企業で、現在、450万人に1日178万立方メートルを給水する能力を持つ。日立と興蓉集団は2011年中に共同で事業目的会社を設立し、国内での案件受注を目指すほか、将来的には海外の水事業への参画も検討する。

日立が水事業で中国に進出するのは今回が初。同国への水事業の展開は、三井物産が今月15日に表明したばかりで、海外での水事業を巡り企業間の競争も激しさを増すとみられる。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年11月22日

日立製作所 プレスリリース

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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