東京オリパラ実施なら動物福祉の低さが世界に露呈?

【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス(1)

新型コロナウイルスの第三波と言われる中、政府からはオリンピック・パラリンピック開催への意気込みが聞こえてくる。2021年に延期となり、コロナ禍を経て、世界はより持続可能な消費への移行を求めている。新型コロナウイルスが人獣共通感染症であったことから、集約的畜産にはより厳しい目が向けられるようにもなった。そんな中にあって、東京大会の畜産物の調達基準は、いよいよ時代遅れなものに見えてくる。(認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事=岡田 千尋)

ケージの中に詰め込まれて飼育される鶏
chihirookada

岡田 千尋(NPO法人アニマルライツセンター代表理事/オルタナ客員論説委員)

NPO法人アニマルライツセンター代表理事・日本エシカル推進協議会理事。2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、ヴィーガンやエシカル消費の普及に取り組んでいる。【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス

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