【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス(1)
新型コロナウイルスの第三波と言われる中、政府からはオリンピック・パラリンピック開催への意気込みが聞こえてくる。2021年に延期となり、コロナ禍を経て、世界はより持続可能な消費への移行を求めている。新型コロナウイルスが人獣共通感染症であったことから、集約的畜産にはより厳しい目が向けられるようにもなった。そんな中にあって、東京大会の畜産物の調達基準は、いよいよ時代遅れなものに見えてくる。(認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事=岡田 千尋)