ミサワホームは1月5日、最新の環境技術を駆使して建設から廃棄までのCO2収支がマイナスとなる住宅「GENIUS LCCO2マイナスモデル」を7日から発売すると発表した。ライフサイクル全体でCO2の吸収が排出を上回る住宅の販売は業界初という。
同住宅では、太陽光発電と太陽熱利用を組み合わせた「カスケードソーラーシステム」や各種断熱設備、エネルギーモニターシステムの併用などにより、建物全体のエネルギー効率を向上し、年間のエネルギー自給率147%を達成。年間6.7トンのCO2を削減する効果がある。
これにより、44坪タイプの同住宅を東京都内に南向きで建設し、住宅の寿命を90年で試算した場合、同社標準仕様の住宅が建設から廃棄までのライフサイクル全体で約600トンのCO2を排出するのに対して、同住宅ではマイナス0.1トンの排出となり、吸収が排出を上回るとしている。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年1月5日