仏大統領選:極右ルペンが主張する国民投票の危うさ

4月24日のフランス大統領選挙決選投票を前に、極右の「国民連合(RN)」マリーヌ・ルペン党首が4月12日、急進左派ジャン=リュック・メランション氏の支持者に自らへの投票を呼び掛けた。メランション氏は1回目投票で3位だった。ルペン氏は急進左派や「黄色いベスト」が主張する「市民主導の国民投票」の実施を約束しており、左派の票が集れば、当選する可能性が出てきた。しかし識者は、国民投票の危うさを指摘する。(在パリ編集委員=羽生のり子)

国民連合(RN)マリーヌ・ルペン党首(2017年、パリで撮影)
hanyu

羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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