米第7艦隊は14日、福島第一原発付近を航行中に同原発から漏れ出した放射線に搭乗員が被曝したことを受けて、救助活動を展開していた原子力空母ロナルド・レーガンを一時的に避難させたことを発表した。乗組員が被曝した放射線量は、自然界に存在する岩、土壌、太陽などから1カ月に受ける量を下回っている見込み。
被曝当時、空母は福島第一原発から160キロ北に離れた海上を航行していた。3台のヘリコプターを使って仙台近郊で災害救助を行い空母に戻った際、17人の搭乗員から低レベルの放射線が検出された。軽度の被曝だったため、水と石鹸で除染できたという。対策として米軍では、福島原発から風上の方向に避難した。(ユナイテッド・フィーチャー・プレス 形山 昌由)
※2011年5月7日 タイトルと文中の被爆を被曝に訂正しました。