トヨタ自動車は1日、社会貢献活動の一環として寄付つきのヘルシーランチ「TABLE FOR TWO(TFT)」プログラムを、愛知県豊田市の本社地区をはじめ計15の従業員食堂で導入した。途上国支援と社員のメタボリックシンドローム予防を同時に行う狙いで、国内の自動車業界では初の取り組みだという。
TFTプログラムはNPO法人「TABLE FOR TWO International」(木暮真久代表)が展開する社会貢献運動。同法人が認めるヘルシーフードや飲料を購入すると、代金のうち20円が寄付金となり、アフリカの子どもたちに学校給食1食分がプレゼントされる。
これまでに産官学400以上の団体が参加、約39,000人の1年間分に相当する食事がまかなわれた。今回は世界的企業であるトヨタの参加によって、一層のアピール効果が期待される。
初日は玄米と中華炒めなどを607kcalに抑えた500円の弁当セットなどが販売され、東京本社では5分で完売する人気ぶりだったという。今後も毎週水曜日のランチとして取り入れる予定。(関口威人)