アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏死去

アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏が死去した。56歳だった。ジョブズ氏は体調不良から今年8月にCEO職を辞任していた。

アップルは英語版のウェブサイトのトップページにジョブズ氏の写真を載せ、「アップルは明確なビジョンと創造性を持った天才を失い、そして世界は素晴らしい人を失いました」と弔意を述べた。

米メディアはジョブズ氏の死去を写真と共に速報で伝え、「スティーブジョブズ、アップル創業者、死亡」(CNN)、お膝元のシリコンバレー・マーキュリー新聞は「アップルの共同創業者、シリコンバレーのパイオニア、スティーブジョブズ氏死去」などと伝えた。

ジョブズ氏は1976年にアップルを共同創業し、パーソナルコンピューターの「マッキントッシュ」などを発売してアップルを世界的な企業にした。社内的な対立から85年に退社した後は、マイクロソフトのウィンドウズOSに押されるなどして、同社のパソコンのシェアは3%程度まで落ち込んだ。だが2000年にCEOに復帰すると、携帯音楽プレーヤーiPodの発売で巻き返しを図り、パーソナルコンピューターの可能性に新たな道を開いた。

ジョブズ氏は2004年にすい臓がんが発覚したが、休養の後、復帰していた。(形山昌由)

 

アップルのウェブサイト

http://www.apple.com/stevejobs/

 

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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