
北海道電力は、現在運転中の泊原発(北海道泊村)3号機について、定期検査の開始時期を当初の4月下旬から5月上旬に先送りする方針だ。25日に新聞ほか各メディアが報じた。春の電力需給に備えるためとみられ、北電は国の了解を経て正式に決定するとみられる。
泊原発3号機は昨年3月7日に再稼働したが、震災の影響で8月17日まで調整運転の状態が続き、本格運転が大幅に後ろにずれ込んでいた。
現在国内で運転中の原発は、泊3号機と東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6号機の2機のみ。柏崎刈羽6号機が3月26日に運転を休止するため、このまま再稼働がなければ泊3号機が最後に運転中の原発となる。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年2月28日