20年以上変わらず販売されているデザイナーズバイク

■間違いだらけの自転車選び(31)山本修二(自転車ジャーナリスト)

記事のポイント


  1. 20年以上、変わらないデザイン
  2. 前傾しない独自のポジション
  3. 簡単に折りたためる

圧倒的な個性を放つデザインの1台。細部の仕様変更を繰り返しながら、20年以上販売を続けている

今回の自転車

タルタルーガ/タイプ・フォールディング ver.1.7

価格23万1000円(税込)。フレームはアルミ製。タイヤは、コンパクトな18インチ。しっかりとした骨格と小さなホイールの組み合わせで、小気味よく走れる。低い重心で乗るポジションは、赤信号などで停止したときにサッと足を出せる。撮りたい被写体を見つけたら、すぐに停止してシャッターを切るような、カメラ+サイクリングでも威力を発揮する。重量13.3kg。

タルタルーガエンターテイメントワークス https://www.tartaruga-ew.com/

■スポーツ自転車の常識を覆す唯一無二の乗り物

一般的なスポーツ自転車は、毎年、カラーやパーツの変更が加えられ、イヤーモデルとして販売されることが多い。しかし、今回紹介する「タルタルーガ」というブランドは、生産ロットごとに細部のアップデートはするものの、基本的にデビューした当時のままのスタイルで販売を継続している。

タルタルーガから最初に発売されたタイプ・フォールディングは、2001年から22年以上を経た今も変わらず、同じデザインのまま販売されているのだ。最初から完成した形をデザインすれば、無駄なモデルチェンジは必要ない。まさにサステナブルなデザインを象徴するような乗り物だ。

今から20年以上前、ブランド立ち上げ当時に「タルタルーガエンターテイメントワークス」代表でデザイナーでもある吉松尚孝さんに話を聞いた。

「僕が作ったのは、自転車じゃないんです。まったく新しい乗り物なんです」

それがタイプ・フォールディングとの出会いであり、当時は、まさかそれが20年以上も売り続けられるとは想像もしなかった。

デザイナーの吉松尚孝さん。自社製品だけではなく、他社の自転車の商品開発などにも携わっている

■ソファのようにリラックスしたポジションで乗れる

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yamamoto_shuji

山本 修二(自転車ジャーナリスト)

1963年東京生まれ。ライター。雑誌を中心に、競うことなく笑顔で楽しめる自転車ライフを提案している。最新著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)。

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キーワード: #サステナビリティ

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