記事のポイント
- 日揮HDなどは廃食油由来の国産SAFを供給、国内資源を活用したSAFの商用供給は初となる
- 年間で約7000キロリットルの生産を計画し、国産SAFの安定供給体制確立へ大きな一歩に
- 供給するSAFはISCC CORSIA認証を取得した「環境価値」が証明されたものだという
日揮ホールディングスと東京都、JAL、ANA は、「Fryto Fly Project」の一環として、廃食用油由来の国産SAF(持続可能な航空燃料)を羽田空港で定期旅客便に供給を開始した。(CSR48・原 理花子)

国内資源を活用したSAF の商用供給は初めてであり、年間約7000キロリットルの生産を計画。国産SAF の安定供給体制確立に向けた大きな一歩となり、航空業界の脱炭素化と資源循環型社会の実現への貢献が期待される。
供給するSAFは、日本のSAF製造事業者として初めてISCC CORSIA認証(持続可能な製品の国際的な認証)を取得した合同会社SAFFAIRE SKYENERGY(横浜市西区)が、コスモ石油堺製油所構内に所有する製造設備で量産した「環境価値」が証明されたSAFであるという。


