
ホンダは7月20日、プラグインハイブリッド車(PHV)と電気自動車(EV)を2012年に日米で発売すると発表した。PHVは家庭のコンセントから充電できるのが最大の特徴で、国内最大手のトヨタが12年の量産を表明。国内エコカー市場の活性化が見込まれる。
同社の伊東孝紳社長が記者会見で明らかにした。高性能のリチウムイオン電池を搭載するPHVは、短距離であればエンジンを使わずモーターでの走行が可能で、現行のハイブリッド車以上の低燃費走行が可能となる。ホンダは年内に埼玉と熊本でPHVやEVの実証実験をスタートする。
国内のPHVをめぐってはトヨタとホンダに加え、三菱が13年度の販売を表明するほか、スズキが今秋から小型車「スイフト」を使った公道試験を予定。電動技術を用いたエコカーの開発に各社がしのぎを削る状況だ。