寄付者に喜ばれるお礼状作成の13のポイント[長浜 洋二]

せっかく送るなら、支援者が喜んでくれるお礼状を出したいもの
せっかく送るなら、支援者が喜んでくれるお礼状を出したいもの

寄付を頂いた際には、「お礼」「報告」「特典」が必要です。中でも、お礼と報告は最低のエチケット/マナーでもあり、必須と言っても過言ではありません。金額の多寡に関わらず、何かしらのかたちでお礼をします。また、頂いた寄付を何に使ったのかという使途やその成果についても、団体HPや活動報告書などで報告しなければなりません。(NPOマーケティング研究所代表=長浜洋二)

寄付者に喜ばれるお礼状(thank-you letter)の作成には、13のポイントがあります。

(1)寄付を受け取ったことを通知しなかったり、お礼状を送るまでに時間がかかり過ぎているNPOも多くいるが、お礼状は1通ほど確実に送る。

(2)寄付を受け取った後、心のこもったパーソナルなお礼状を送るのに5日~7日かけるのと、48時間以内に定型フォーマットの淡白なお礼状を送るのとでは、前者の方が効果は高い。但し、1週間以上間を空けないこと。

(3)宛名は、“Dear Friend”などではなく、“Dear Lisa”“Dear Mr. and Mrs. Smith”のようなパーソナルな呼び掛けにする。

(4)文頭は、単にお礼を伝えるありきたりの表現(例えば、“Thank you so much for~~”)ではなく、相手を惹き付けるような表現にする。

(5)寄付者から頂いた具体的な金額を記載する。

(6)寄付の状況を考慮した内容にする。例えば、リピート寄付の場合は過去の寄付に対するお礼を加えたり、過去の全ての金額を記載するようにする。また、会員更新や特定の祝祭日を対象としたキャンペーン、建物の建設など、寄付の対象(理由)が明確な場合はその対象に触れる。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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