「顔の見える電力」を推進するみんな電力は4月22日、「第4回オーガニックライフTOKYO」で「ヨガ×電気」を考えるセミナーを開催した。ヨガインストラクターの渡部直子さんを招いて、エネルギーをキーワードに、電気やヨガ哲学について学んだ。(オルタナ編集部=吉田広子)
オーガニックライフTOKYOは、都内最大級のヨガ&ライフスタイルイベントで、有名講師のヨガクラスや初心者向けのヨガ体験ができるほか、ヨガウエアやグッズなどを購入することができる。
ヨガクラスは有料だが、入場料は無料だ。21日から23日まで開催されている。
「ヨガ×電気」セミナーの冒頭で、みんな電力経営戦略本部次世代エネルギー部センターの竹蓋優貴さんは「コンセントの向こうの顔が見えますか」と問いかけた。
みんな電力は、「顔の見える野菜」のように、電力の生産者と消費者が直接つながる「顔の見える電力」を推進している。さらに、電気を使うことで、地域活性や復興支援につながるサービスを提供する。
ヨガインストラクターの渡部さんは、「ヨガでも、エネルギーはどこからきているのかを考える。どこからエネルギーがきているのか、思いをはせるだけで、流れるエネルギーが違ってくる。電気とヨガは通じるところがある」と話した。
渡部さんは、東日本大震災を機に、電力について考えるようになった。だが、電力が自由化され、選べる時代になっても、どこを選んでいいか分からなかったという。
渡部さんは「顔の見える電力は、供給する側も買う側にとっても良い仕組み。お財布、環境、生き物にとって良いエネルギーを使えることは安心感につながる」と期待した。
セミナーでは、声を出すことで、心の状態を整える「声ヨガ」も行われた。深呼吸しながら、体の力をゆるませ、息を吐きながら「あー」と声を出すと、声が体のなかで響いてくる。その感覚で自分を取り戻すことができるという。
みんな電力のブースでは、自転車発電の体験もできる。1分間自転車をこぐと、どのくらい発電し、いくらで売れるか、体験できるようになっている。
竹蓋さんは、「持続可能な電気を『選んで』使うことが、自然エネルギーの拡大と持続可能な未来につながる」と力を込めた。