ブリタ・ジャパンが「学生マイボトルコンテスト」

ドイツ生まれの家庭用浄水器メーカーであるブリタ・ジャパン(東京・中央)は6月10日、「BRITA 学生マイボトルコンテスト 2019」の募集を開始した。海洋プラスチックごみ問題が深刻化するなか、同コンテストでは「マイボトルを持つ人が増えるためにはどうすれば良いか」というテーマで、学生から自由なアイデアを募集する。(オルタナ編集部)

日本は1人あたりの使い捨てプラスチックごみの発生量が米国に次いで世界第2位で、清涼飲料用ペットボトルは1年間に227億本も使用している。2050年には魚よりも海ごみの量が多くなるという推計もあり、中長期的な対応が求められている。

そこでブリタ・ジャパンは、使い捨てプラスチックゴミ削減を目指し、「BRITA Eco Water Action 2021」(ブリタ・エコ・ウォーター・アクション2021)を立ち上げ、その一環として同コンテストを実施する。これからの世の中を動かす次世代リーダーとなる学生に、環境について考えるきっかけを提供することが目的だ。

跡見学園女子大学SHIOZEMIの学生たち

同コンテストには、マイボトルを持つ人が増えるためのアイデアを募集する「企画部門」と、マイボトルを持ちたくなるようなポスターやグッズ、キャラクターなどのデザイン作品を募集する「デザイン部門」の2部門がある。

最優秀賞 は5万円(1点)、優秀賞 は3万円(2点)、BRITA賞 は3万円 (1点)、オルタナ賞は3万円 (1点)がそれぞれ贈られる。

ブリタは「人々の水の飲み方を、持続可能な方法に変えていくこと」をビジョンに掲げる。ブリタ・ジャパンマーケティング部の迫田時秀マネージャーは「本コンテストを通し、これからの社会を創っていく学生の皆さんからの斬新なアイデアの発見や、自分を含めた社会人への新たな気付きのきっかけにつながれば」と期待する。

本コンテストでは、研究・教育機関との交流を生み出し、産学連携の取り組みも推進していく予定だ。コンテストへの応募を検討している大学にはプロジェクトメンバーによる出張講義なども行う。

「BRITA Eco Water Action 2021」では、これまで実施してきた河川敷などの清掃活動に加え、企業・教育機関・行政・NPOなどと連携し、ペットボトルの代替となるブリタ製品のサンプリングなども行い、より一層使い捨てプラスチックの削減に取り組んでいく。

◆BRITA 学生マイボトルコンテスト2019
◆BRITAについて

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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