緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(下)

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「石灰石ペーパー類」の環境負荷は本当にエコか(上)
「石灰石ペーパー類」の環境負荷は本当にエコか(中)

そもそも石灰石ペーパー類を使用することが環境負荷の低減につながるのだろうか。日本では3R(リデュース、リユース、リサイクル)のうち、ことさらリサイクルに重きを置く傾向がある。だが実態は、多くのプラスチック製品が焼却処分されている。石灰石の採掘現場でも環境破壊が続く。(オルタナ編集委員・栗岡理子)

■環境NGOからも批判の声 

環境団体の目も厳しい。国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京・新宿)は、使い捨てのプラスチック代替品が世の中に急速に広まっていることに強い危機感を持つ。

「いま最も優先されるべきは、まずリデュース(削減)・リユース(再利用)・リフィル(詰め替え)だが、リサイクルや新素材、技術のみが必要以上に大きく取り扱われると、真の問題解決から遠ざかってしまう危険性がある」

「リサイクルなどの技術が大事なのは言うまでもないが、『リサイクル可能』であることや『技術が存在する』ことが、『実際にリサイクルされること』や『社会システムに取り入れられ広まっていくこと』と必ずしもイコールとはならない」

「まずは使い捨てそのものを減らし、リユースやリフィルを土台にしたビジネスモデルの導入と街づくりを積極的に目指していくべき。代替品に関しても、実際の回収や処理方法を確立させた上で進めなければいけない」(大舘弘昌・プラスチック問題プロジェクトリーダー)とグリーンピース・ジャパンはLIMEX製品の広がりを警戒する。

絶滅危惧種の自生地も爆破

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2019年11月8日(金)7:00

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