バレンタインデーを前に「チョコを選べば、世界が変わる。」を合言葉にしたイベント「チョコレート・サミット2011」が1月30日、東京の明治学院大学で開かれた。チョコのフェアトレードにかかわる企業やNPOが活動を紹介し、約150人が試食などを楽しみながら交流した。
主催はチョコレボ・アライアンス2011。発起人の星野智子さんは、西アフリカのガーナからフェアトレードのカカオを輸入しチョコを製造販売するインヴォルブ(東京)と、チョコレートを通じて公平な社会をめざす「チョコレボ実行委員会」の代表を務める。
西アフリカでは2001年の調査で推計28万人の子どもがカカオの採取のために働く。しかし日本のNPOなどの活動で、現地の労働条件の改善や子どもの教育機会の拡大が行われている。星野さんは「チョコから世界の現実を知ってほしい。私たちと皆さんの小さな一歩が世界を変えることを信じたい」と語った。(オルタナ編集部=石井孝明)2011年2月1日