藻類をジェット燃料へ、開発加速

日本のバイオジェット燃料の開発は無事離陸できるのだろうか

独立行政法人 NEDO (新エネルギー・産業技術総合開発機構)は10日、バイオジェット燃料の研究開発に必要な経費を年間6000万円を上限に負担する「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」の公募を開始した。

助成の対象となるのは、主にミドリムシなど微細藻類を利用したバイオ燃料の開発で、助成期間は2年 。年間の研究開発費の全額又は3分の2を助成する。NEDOは本事業を通じ、化石エネルギー消費量の削減や温室効果ガスの削減 、地域社会の活性化を実現し、2030年以降の本格的増産を目指す。

菅首相も強い意欲を見せる再生可能エネルギー促進法案など、注目を集める自然エネルギー分野だが、今後バイオ燃料の開発にも一層の拍車がかかりそうだ。(オルタナS  高橋遼)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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