仙台七夕花火祭、財政難でピンチ

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今年で42回目を迎える「仙台七夕花火祭」。一つ一つの花火に「絆」という思いを込めて、震災を乗り越える復興のシンボルとして開催したい、としている

杜の都の夜空を彩る「仙台七夕花火祭」の開催が資金不足で危ぶまれている。日本を元気にしたいと例年通りの実施を決めたが、地元企業などが被災したことから協賛金集めが難航しているためだ。運営を行う仙台青年会議所(JC)では、全国の個人や法人へ支援を呼びかけている。

宮城県仙台市では毎年8月6~8日の3日間に渡って七夕祭を開催、前夜祭として「仙台七夕花火祭」を実施している。

1万6千発が打ち上げられ、45万人が参加する大きな花火大会。今年のテーマは、震災前に決定していた「絆 笑顔の輪を未来へ」。だからこそ、「人と人との結び付きを再認識し、子どもたちが笑顔になれるよう花火を打ち上げたい」(仙台JC・斎藤孝志理事長)との思いが強い。花火大会を開催できない沿岸部の被災者向けには、観覧席300席と温泉宿を用意した。

だが、従来の協賛者である地元企業の多くが被災したため資金調達が難航。花火大会には約5000万円を要するが、「集まった資金はまだ半分にも満たない」(同)という。

仙台JCでは、全国の個人や企業へ支援の呼びかけを始めた。七夕花火祭の公式サイトで、クレジットカードやネットバンキングを使って寄付できる仕組みも作った。公式パンフレットやうちわなどへの広告協賛者も募集している。

開催資金だけでなく、スタッフも不足している。会場を警備する警察官も仙台から他の被災地の支援活動のために足りず、民間の警備会社に依頼する必要があるという。会場設営やごみ拾いなどボランティアも広く募集したい考えだ。

協賛者からは、「七夕前夜祭の花火を見られることになり、子どもも喜んでいます」「花火を見上げる皆さんの笑顔を思い浮かべています。この花火が東北の皆様の力になりますように」といった開催を期待する声が届いている。

斎藤理事長は、「宮城から復興ののろしを上げたい」と話している。(オルタナ編集部=吉田広子)

仙台七夕花火祭 http://www.sendai-jc.or.jp/hanabi2011/

協賛はこちらから http://www.sendai-jc.or.jp/hanabi2011/coop_request.php

 

2011年7月16日(土)10:10

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