生物の多様性崩壊は人類の危機─国連報告書

10月に名古屋で開催される生物多様性条約締約国会議に向けた専門家会合が5月10日、ケニア・ナイロビの国連環境計画(UNEP)本部で開幕した。条約事務局は生物多様性の現状を評価した報告書「地球規模生物多様性概況第3版」を発表した。絶滅のリスクがさらに増え、生物多様性の損失が続いていると指摘した。

報告書は生息地の破壊などで、地球上の両生類の3分の1、鳥類の7分の1が、絶滅または絶滅の危機にあると指摘、地球全体の絶滅危惧種の状況は悪化したと評価した。生息地の改変、乱開発、汚染、外来種の侵入、気候変動などで生物多様性が損なわれた。脊椎動物の個体数は1970年から2006年までに平均で年31%減少した。

環境省による同報告書和訳

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