
パルシステム生活協同組合連合会は27日、「主婦の買い物と買い物弱者に関する調査」の結果を発表した。それによると、近隣に店舗がないなどの理由で日々の買い物に不都合を感じる「買い物弱者」であると感じる主婦が7.5%、「将来、買い物弱者になる」と思う主婦が17.3%いることがわかった。
調査は20~59才の主婦を対象に10月22日から3日間実施し、約1200件の有効回答から1千件を抽出。それによると「食品など日用品の買い物に不便を感じることが以前よりも増えたか」をたずねる質問では全体の22.5%が「あてはまる」と答えた。また、近隣の店舗が減った人を対象に同じ質問を行ったところ、「あてはまる」と答えた人は40.9%に達した。
さらに家庭での食事について「栄養バランスが崩れていく傾向がある」と答えた人は非買い物弱者層が26.7%となる一方、買い物弱者層では40.3%。また、「食材の放射能汚染を受け入れていく傾向がある」と答えた人は買い物弱者層で18.6%となり、非買い物弱者層の11.9%を上回った。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年11月28日