住宅機器メーカーのリクシルは13日、住宅のリフォーム工事にともない排出された廃材を再資源化する施設を宮城県仙台市に開設し、先月21日から稼働させたと発表した。
「LIXILエコセンター仙台」は、同社のリサイクル施設としては3番目の設置。住宅リフォームで生じたキッチンやトイレなどの水回り設備機器、アルミサッシなど全ての使用済み住宅設備機器類を人の手で分解し、徹底した分別を行う。他社製品も処理対象で、分別品種は50種類以上、素材リサイクル率は90%以上を目指すとしている。
同施設では破砕機や圧縮梱包機を備え、破砕機の処理能力は廃プラスチック類が1日2.4トン、ガラスやコンクリート、陶磁器などのくずが同4.48トンなど。作業場は津波で被災した建物を大規模改修(リノベーション)して使用する。(オルタナ編集部)