また、復興にかかわりたいという意識は高いが、「実際にかかわった」と答える子どもたちの割合は、57.5パーセントにとどまっていることが分かった。
「かかわりたくない」「かかわっていない」と回答する理由に「何をしたらいいか分からない」、「かかわる機会がない」と答える人が約4割いた。SCJは、子どもが復興にかかわることについての情報や機会の提供が少ないことが原因ではないか、としている。
SCJの復興支援活動は、「教育支援」、「子どもの保護」、「子どもにやさしい地域づくり」、「防災(災害リスク軽減)」の4つのプログラムがある。それに加え、復興支援活動をしている地域のNPOや団体に資金提供と団体の組織基盤への強化支援を行っている。資金提供・強化支援事業を実施したNPOや団体の数は300以上にのぼる。
SCJは「今後も子どもの意見が反映された復興の実現を目指して活動していきたい」としている。(オルタナ編集部=副島久仁彦)