イベント企画では、ふだん見る機会の少ない町工場の製造現場を回るツアーや小学生向けに卒業記念制作を兼ねた工場見学を実施してきた。
こうした成果の一部として、ニット工場から出た配財の糸巻き部分の芯を筒として再利用し、残り糸をキレイに巻いて装飾した万華鏡(税込6300円)や、万華鏡作家の依田満・百合子氏が監修した町工場の配財を生かした万華鏡製作キット(税込2100円)などの販売が始まっている。
代表理事の三田さんは、こう語った。
「活動の認知度が上がってきて、町工場の存在にあまり気付かなくなってきている区民の参加者も増えました。子どもたちにも工場に興味を持ってもらい、将来の職業として考えてくれれば。工場で働く方々も見学されることで仕事に誇りを感じてくれています。いずれは工場から出される配財を生かして同じ工場内で製造し、商品化できるようにしていきたいです」
(今一生)