■ 独で脱原発を疑問視する声も
オーストラリア出身のジャービスさんは現在、日本の月刊誌「ソトコト」編集員を務めている。「日本で多くの人が反原発デモに参加したが、状況はあまり変わっていない。先日の総選挙では保守で原発推進の党が勝った」と話すと、聴衆からはため息がもれた。
2022年の脱原発を決めたドイツだが、聴講したドイツ人からは「電気代が高いのを自然エネルギーのせいにするなど、脱原発を疑問視する声ができてきた。原発推進派の勢力が最近また強くなってきたように感じる」との声もあった。(オルタナ編集部=ハノーバー・田口理穂)
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