正統の美術史ではアウトサイダーだが、多くの人を惹きつけてきた炭坑絵師・山本作兵衛。彼が描き続けたのは、いまや斜陽となって久しい炭坑である。作品総数推定1000点以上。そこには、喪われた多くの人々の苦闘と生活風俗が残されている。現在開催中の回顧展は、その豊かな鉱脈にふれる絶好の機会だ。
■ 生々しく立ち上る炭坑夫の生活
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