伊勢のシャッター通りから地域を元気に

4月26日に行われた「ユメビト寄席」

三重県伊勢市駅の駅前商店街は、全国の地方都市がそうであるように、ほぼシャッター通りになっている。その商店街の一角にある空き店舗で、4月末からゲストハウス「ユメビトハウス」の営業が始まった。

このゲストハウスを運営しているのは、水落勝彦さん(33)。三重県四日市市出身で、東京の大学に進学し、卒業後は東京で働いていた。水落さんは「ご近所同士のあいさつも無い顔の見えない人間関係も気を使わなくて良いけど、もっとつながりの強い地域で、地域に必要とされる生き方がしたい」と思った。

伊勢市によると、市内の人口は12万9147人(2012年11月時点)だが、2035年には10万6487人にまで減ると予想されている。年間約1000人が町を出て行く計算だ。2030年には、3人に1人が65歳以上の高齢者となり、働く世代は1万5000人以上減少するという。

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..