藤野電力の新たな挑戦「太陽光充電ステーション」

小田嶋電哲さんと充電ステーション。バッテリーを入れる木箱などには、藤野電力の仲間たちが周囲の山で間伐した木材が使用されている(2013年4月撮影)

地域のエネルギー自立に向けて取り組む「藤野電力」(神奈川県相模原市)。ミニ太陽光発電キットのワークショップを開催するなど、ユニークな取り組みを続けてきたこのグループがこの春、新たなアイデアを形にしている。それが、誰でも利用することができる太陽光発電による充電ステーションだ。

第一号機として「ふじのアートヴィレッジ」に設置された充電ステーションは、2枚の太陽光パネルで発電した電気(合計400ワット)をバッテリーに蓄電、その電気をコンセントから取ることができる仕組みになっている。電動バイクや携帯電話の充電に使用したり、災害時には非常用電源として活用したりできる。

充電ステーションの設置を手掛けた藤野電力の小田嶋電哲さんは、「まずは災害時の拠点になればという思いがあった。でも普段は電気が余るので、何かに使えないかなと。そのときちょうど何人かが電動スクーターに乗り始めたので、EVステーションとして使えるのではという話になった」と言う。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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