■ 地域のキーパーソンを増やす、人材育成セミナー
地域の自然エネルギー事業に関わる人材の発掘や育成の取り組みも始まっている。5月10日、「ISEPエネルギーアカデミー」が主催する国内初の人材育成プログラムが、ISEP事務局で開講した。
集まったのは首都圏からの参加者を中心に定員一杯の20人で、兵庫県宝塚市から参加した男性もいた。セミナーでは、ISEP研究員の古屋将太氏による「コミュニティでの自然エネルギー利用」をテーマに、講義やワークショップが行われた。
参加者の一人で、アウトドア用品メーカーに勤務する木村芳兼さん(34)は、妻の実家が秋田県にあり、その地域のためになることをできないかと考え応募したという。
「参加されている方は年代も職業もバラバラなので、他の方と話すのも刺激になります。私は今ある自然を守るためにエネルギーシフトが必要だと思うので、自らが動かなければ」と思いを語る。