コニカミノルタの主要拠点のひとつである東京サイト八王子では、このほど、シュレッダーくず(シュレッダー細断古紙)をPPC用紙の原料の一部として使用するシステムを開始した。
研究開発拠点である東京サイト八王子から排出するシュレッダー細断古紙は、これまで中間処理業者などを経て家庭紙などに再生されていた。
今回は、明光商会(東京都中央区)の「MSリサイクルシステム ゼロ」サービスを採用し、シュレッダー細断古紙を原料の一部として使用したPPC用紙を、再び東京サイト八王子で利用する。
東京サイト八王子では、年間約18トンのシュレッダー細断古紙を排出している。従来、シュレッダー細断古紙のPPC用紙への再利用には技術的課題があったが、「MSリサイクルシステム ゼロ」サービスを利用することで課題を克服し、拠点で収集したシュレッダー細断古紙が配合されたPPC用紙が同じ拠点に戻ってくる循環が完成した。
今後、近接する東京サイト日野を始めとした主要拠点への展開も視野に入れているという。(オルタナ編集部=吉田広子)