■オルタナ最新76号連動SBLセミナー
オルタナは4月9日、3月末に発売する雑誌オルタナ76号(第一特集: ジェンダードイノベーション/性差を起点に社会変革)を活用した勉強会を開きます。性差に起因する格差の解消を目指すサステナ経営を促進するには、消費者の意識・行動変容が欠かせません。では、企業はどのようにして消費者の行動を変えることができるのでしょうか。インクルーシブデザインに力を入れるコクヨのサステナ担当者をゲストに招き、話し合います。
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オルタナ76号(2024年3月末発売)では、ジェンダードイノベーションの潮流を追いました。
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ジェンダードイノベーションは、見過ごされてきた不平等や格差を見出し、一人ひとりに最適な対応を行う考え方です。企業がジェンダードイノベーションを取り入れ、実践するために欠かせないのが、「インターセクショナリティ」という考え方です。
男性と女性という区分だけでなく、人種や宗教、性的指向、障がいなど、一人ひとりの持つ属性によって、差別の構造は多層的で交差していると捉える考え方です。
コクヨでは、こうした考え方をもとに、昨年からインクルーシブデザインに力を入れます。SDGsのスローガンと同様、文字通り「誰も置き去りにしないデザイン」を掲げます。
同社は特例子会社コクヨKハートと連携し、当事者との「対話」を軸に、どんな製品が使いやすいか考えます。「困っている人がいるかもしれないという前提に立って、当事者と何度も話し合いを重ねるのがポイント」「失敗は付き物」と担当者は言い切ります。
コクヨはインクルーシブデザインのプロセスを体系化しました。そのプロセスは、① 社会のバリアを見つける② 解決方法のアイデアを検討する③ 試作品で検証する④ 具体的な商品やサービスで検証する――の4ステップです。このアプローチを、「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」と名付けました。
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色覚特性のある人でも識別しやすい色にこだわった
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どこから開けるか分かりやすい設計で、力を入れずに切り取りやすいジッパーを付けた。上肢障がいのある人など、手を動かしづらい人にとって、使いやすさを追求した
同社は2024年の新商品のうち、20%以上をハウズデザインで開発した商品にする目標を掲げます。
今回のSBLオンラインセミナーでは、ハウズデザインの担当者である、井田幸男・CSV本部サステナビリティ推進室理事を招き、製品・サービスを通して、消費者の意識・行動を変えるポイントについて話し合います。
とき:4月9日(火)12:00~13:00@ZOOM
ゲスト:井田幸男・CSV本部サステナビリティ推進室理事
*コクヨのHOWS DESIGNを紹介した参考記事はこちら
参加費用:オンライン参加費: 無料(SBL有料会員)/1500円(SBL無料会員)
*SBL有料会員(月額990円)へのお申込みはこちら
申し込みはこちら
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井田幸男(いだ・ゆきお)氏:
コクヨ株式会社CSV本部サステナビリティ推進室理事
1988年入社。人事、提案営業、マーケティング、全社構造改革の業務を経て、2021年から現職、室長に就任。長期ビジョン『be Unique.』の実現に向け、サステナブル経営と新たな組織能力の推進に取り組み中。仕事に向き合うコンセプトは「WORK HAPPY」。