「有識者」グループでは「女性活躍推進というテーマが大きすぎる。女性が長く働き続けられれば良い、というものではない。大和ハウスには3年間の育児休暇制度があるとのことだが、3年間も休むと技術も変わってしまう」という手厳しい意見が出た。
このほか、「女性の採用数自体を増やす必要がある」「マネージャーになりたくない技術系女性のためのキャリアパスの選択肢がないのでは」などの指摘があった。「在宅勤務などフレキシブルな働き方ができる仕組みがほしい」などの提案もあった。
この日のステークホルダーダイアログは、グループディスカッションが3時間あまり、全体では5時間あまりの長丁場だった。
大和ハウス工業の近久啓太CSR部長は、「今までは学生や社会人などさまざまな属性の方を一つのグループの中に入れていたが、今年から属性別にグループを分けた。このため、グループごとの議論にまとまりが出てきて、多くの意見を出して頂いた」と振り返った。