20日の開門を記念する上演だが、国は漁業被害を認めておらず、11月12日には長崎地裁が開門差し止めの仮処分を決定。国が開門と開門差し止めという両極端な義務を同時に負う、異例の事態となった。
飯島氏は、「16年近く悩まされてきた不漁の原因を開門調査で突き止めたいという漁業者の願いは切実だ。佐賀県有明海漁業協同組合だけで2000人、他県の漁協や関連業者を含めれば、その関係者は膨大な数に上る。ベントス生態学と商業演劇の日本初コラボで、事の重大さを広めたい」と抱負を語った。
公演は、ザムザ阿佐谷(東京・杉並)で12月18日~22日の全9回。前売り・当日ともに4000円(学生3000円)。
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