積水ハウスは1月10日、顧客の新築住宅に5種類の木を植える「5本の樹」計画で、2001年から2013年末までの累計植栽本数が1000万本に達したと発表した。
「5本の樹」計画は、豊かな生態系を育んできた「里山」を手本に、日本を5つの気候区分に分け、それぞれの土地の気候風土に適した自生種・在来種を庭に植えるプロジェクトだ。
鳥や蝶などが樹木の実や花蜜、そこに集まる虫などによる小さな生態系を作りだし、地域で連なることで生態系ネットワークができることを期待している。
「5本の樹」は生態系の創造や生物多様性の保全だけでなく、同社が販売する住宅の長期的な資産価値向上を視野に入れている。
同社が販売する賃貸住宅「シャーメゾンガーデンズ」では、5本の樹を植えることで、住環境が向上し、空室率の上昇や賃料の下落を抑えることができたという。