
味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は1月24日、国内コーヒーメーカーとしては初めて、SAN(サステナブル・アグリカルチャー・ネットワーク)およびレインフォレスト・アライアンスCoC認証を取得した。(オルタナ編集部=伊藤由姫)
レインフォレスト・アライアンスCoC認証とは、独立した第三者機関の立場で、生産と流通のサスティナビリティ(持続可能性)促進に取り組むサプライチェーンに対して授与される。環境面・経済面・社会面で基準を満たした持続可能な農園経営を行っている農園の自然環境や従事する人々の生活を良い状態に保つことを目的とする。
SAN及びレインフォレスト・アライアンスの「加工流通過程の管理」の審査・認証制度は2012年5月に開始した。
AGFは、コーヒー生豆のトレーサビリティをはじめ、厳しく管理していた従来からの品質管理の仕組みを活用し、いち早く認証取得を果たした。
レインフォレスト・アライアンス認証マークを製品につけるには、認証を受けている農園からの農作物を30%以上含む必要がある。
AGFは2005年から、その基準に適合した農園で生産されたコーヒー豆の調達に取り組んできた。主な産地は、インドネシアやブラジルなどだ。
対象商品は、「マキシムレギュラー・コーヒースペシャル・ブレンド」や「マキシムちょっと贅沢な珈琲店キリマンジャロ・ブレンド」など7種類だ。
AGFは「本認証取得を通じ、今後もサスティナビリティに貢献するコーヒー商品を提供していきたい」としている。