オルタナ77号「CSR48presents CSRトピックス」37
自治体が粗大ゴミや中古品をリユースし、ゴミやエネルギーの削減に取り組んでいる。すでに全国 26 自治体がフリマアプリサービス「メルカリ Shops」を活用し、粗大ゴミや中古備品を販売している。
なかでも横須賀市の例はユニークだ。同市では、精神障がい者や知的障がい者が最大3年間の就労訓練 を行なった後、一般就労を目指す「障害者ワークス テーション」の職員となってメルカリ Shopsへの出品業務の一部を担っている。
こうした取り組みを通してリユースを進めるとと もに、障がいがある職員が従来の定型的な業務から「一歩踏み出した」業務にチャレンジすることも後押 しする。(CSR48 ・吉村光歩)
「CSR48」とは
2012年に企業のCSR担当者を中心に「CSRに 関心のある女性」が集まって発足したコミュニティ。「CSRをもっと身近に」をミッションに勉強会やイベントを実施しており、近年は性別に関係なく参加を呼び掛けている。取り組みは 脱炭素や脱プラスチック、LGBTQ+、フェアトレードの勉強会、 洋服リサイクル&コットン収穫ツアーの企画など。メンバーの 所属は商社、メーカー、非営利団体、コンサルなどさまざま。早稲田大学でのゲスト講師登壇も毎年行っている。