記事のポイント
- UPDATERは、ごはん専門店に再生可能エネルギー100%電力の供給を開始した
- 新潟県十日町市にある地熱発電所の再エネを利用する
- ごはん専門店は、コメも電力も新潟県十日町市から調達する
UPDATER(東京・世田谷)の再生可能エネルギー事業「みんな電力」は、ごはん専門店「おひつ膳 田んぼ」三軒茶屋店に再生可能エネルギー100%電力の供給を開始した。「田んぼ」がコメを調達する新潟県十日町市にある地熱発電所の再エネを利用する。(オルタナ副編集長=吉田広子)
「おひつ膳 田んぼ」を運営する有限会社田んぼ(東京・世田谷)は25年以上前から、十日町市松之山に田んぼを持ち、社員とともにコメ作りを行っている。10年前からは毎年「棚田田んぼアート」を開き、「農業×アート」で地域活性化を図る。
田んぼ社は、みんな電力を通じて、地熱発電所「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」の電力を調達する。松之山温泉の源泉から湧出する約120℃の蒸気や熱水を利用して発電した電力だ。
十日町市は市内で消費する電力量の30%を再エネで賄うという目標を掲げ、再エネを推進している。一方、東京都世田谷区は、2020年に十日町市と電力の協力協定を結び、区内の住民に同市の電力利用を呼び掛けている。