筆談チャットアプリで、耳の不自由な人と「手書き電話」

ファックスの手書き感とメールの便利さを兼ね備えたアプリだ
ファックスの手書き感とメールの便利さを兼ね備えたアプリだ

聴覚障がい者への支援を行うプラスヴォイス(宮城県仙台市)は7月1日、筆談チャットアプリ「手書き電話UD」をリリースした。従来のアプリ「手書き電話」にオフラインでも使える伝言機能など新機能を追加したほか、iPhoneでも使えるようになった。今後グループ通話や写真取り込み機能など、順次追加していく。(オルタナ編集部=佐藤理来)

「手書き電話UD」は、音声での対応に困難を持ち、文字入力が不得手な人が「手書き」で電話できるアプリだ。今回のリニューアルでは、利用者の声をもとにデザインを一新。画面レイアウトなどを変更し、より簡単な操作で扱えるように改良した。

書いた文字をそのまま送信できるので、即興のイラストを添えたコミュニケーションも可能。「手書き電話」ならではの手法だ。入力は手書き文字かキーボードが基本だが、有料のアドオン追加で音声入力にも対応

聴覚障がい者の利用を想定して設計しているが、UD(ユニバーサルデザイン)という名の通り、誰もが使えるツールだ。プラスヴォイス社は「手書き電話UD」を通して、幅広い層が一緒に参加できるコミュニケーションの普及を目指している。

◆手書き電話UD
App Store https://itunes.apple.com/jp/app/id843076093
Google Play https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.shamrock_records.tegakidenwaud

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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