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老舗Tシャツメーカーの久米繊維工業(東京都・墨田区)はこのほど、東北産コットンを使ったTシャツを発売した。津波被害を受けた田畑で綿花を栽培し、商品化する「東北コットンプロジェクト」の一環で、紡績や染色といった各分野の老舗企業5社が協業した。(オルタナ編集部=佐藤理来)
日本は綿花のほぼ100%を輸入しており、純国産のコットンはごくわずかだ。貴重な東北コットンを使って、日本ならではの「ものづくり」をしたいとの思いから、久米繊維工業が独自の技術やノウハウを持つ老舗企業に声をかけた。
久米繊維工業は、1935年創業の老舗で、縫製・印刷を担当。このほか、協力企業は、大正9年創業の大正紡績(大阪府・阪南市)、明治2年創業の釜屋染工(栃木県・足利市)、吊編みを担当する、大正9年創業のカネキチ工業(和歌山県・和歌山市)、明治40年創業の生地のディレクションをする遠山(東京都・江東区)など、長い歴史を持つ。
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