記事のポイント
- ネスレ日本は11月20日、ネスカフェ初の「カフェインハーフ」を発売する
- カフェインの摂取を気にする20~30代の若者向けの商品だ
- ネスカフェは昨秋にリブランディングし、多様な飲み方を提供する
ネスレ日本は11月20日、カフェイン50%の「ネスカフェ ゴールドブレンド」を発売する。ネスカフェシリーズとして「カフェインハーフ」は初だ。カフェインの摂取を気にする20~30代の若者向けの商品だ。(オルタナ副編集長=池田 真隆)
ネスカフェとしてカフェインハーフは初だが、同社によると、粉末状に加工したインスタントコーヒーの中でも、カフェインハーフは日本初だという。
11月20日に一部店舗でスティックタイプとして発売し、トライアル需要の獲得に挑む。その後、2025年の春には詰め替えパックなど商品ラインアップを拡充する。販売店舗も全国に増やす。
狙うのは、若年層の開拓だ。健康志向の高まりを受け、カフェイン摂取量を気にする若者は増えている。同社の調査では、20~30代の4割がカフェイン摂取を気にする傾向が高いことが分かった。
通常の「ゴールドブレンド」と「カフェインレス」の中間に位置する「カフェインハーフ」
を揃えることで、シーンに応じた最適な飲み方を提供する。同社では、これを「カフェインチョイス」と名付けた。
ネスカフェは2023年秋にリブランディングした。新しいブランドコンセプトを「Make your world」とし、一人ひとりに合った飲み方を提供するため多様な選択肢を揃える。
今回、カフェインハーフを開発したのもこの方針の一環だ。ネスレ日本・飲料事業本部の中西弘明・シニアマーケティングスペシャリストは、「朝、リラックスしたいときや夕方にもうひと頑張りしたいときなどに選んで欲しい。カフェインを気にしてコーヒーを飲むことを控えていた若年層をメインターゲットに考えている」と話した。