記事のポイント
- キンコーズ・ジャパンは、販売用紙の第三者認証紙への切り替えを進める
- すでに50%の用紙商品が、FSC認証紙などに切り替わった
- 2025年度中にすべての用紙商品を、第三者認証取得品にしていく
キンコーズ・ジャパンはこのほど、オンデマンド印刷などで販売する用紙をFSC認証紙などの第三者認証取得品に切り替える。すでに50%の用紙商品がFSC認証紙などに切り替わっており、2025年度末までにすべての切り替えを完了させる。(オルタナ編集部=松田大輔)
キンコーズ・ジャパン(東京・港)はこのほど、主力事業のオンデマンド印刷などで販売する用紙を、FSC(森林管理協議会)認証などの第三者認証取得品に100%切り替える方針を公表した。
FSC認証とは、森林管理に関する第三者認証だ。商品に認証マークがついていれば、用紙の元になる森林の木々が、持続可能なかたちで管理されていることを示す。
同社は2023年5月にFSC認証を取得し、6月には用紙商品の50%ほどをFSC取得品に切り替えた。2025年度までに、100%の切り替え完了を目指す。このほか、エコマーク認定用紙、グリーン購入法適合用紙などの第三者認証取得品も採用する。
同社が進めるサステナブル経営の軸となるのが、主力事業の「オンデマンド印刷」だ。
渡辺浩基社長は、「『必要なときに、必要な分だけ』のオンデマンド理念のもと、無駄を省き、次世代が安心して暮らせる地球を目指す」とコメントした。 オンデマンド印刷で過剰な印刷を防ぐとともに、第三者認証取得品のみを採用することで、持続可能な森林管理にも貢献していく考えだ。