東京・京橋で2025年6月に竣工する「京橋第一生命ビルディング」では約1千㎥の木材を使用する。中規模オフィスとしては、国内最大規模の使用量だ。(オルタナ編集部)

事業主の第一生命保険では、2件目の木造オフィスビルとなる。木材には多摩産材などの国産材を使用した。木造ハイブリッド構造を採用することで、鉄骨造の建物に比べて約20%以上のCO2排出量の削減に寄与するという。
建設にあたっては、清水建設の木造・木質化技術「シミズ・ハイウッド」の技術を導入する。これは木材・鉄骨・コンクリートの組み合わせで、耐震性や耐火性、施工性、デザイン性、経済性の最適化を実現するものだ。
2時間耐火仕様の部材やCLTハイブリッド耐震壁などを活用し耐震性を確保する。
この計画は社会への波及・普及効果が期待できる木造建築物として、国土交通省の「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されている。