ネスレ日本は9月から、同社が販売するチョコレート菓子「キットカット」全製品で、環境保全などに関する国際認証を受けたカカオを使用する。商品には国際認証機関「UTZ」のラベルを表示。国内主要商品では初の取り組みという。(オルタナ編集部)

UTZは持続可能な農業のための国際的な認証プログラム。農業技術の改善や環境保全、児童労働の撤廃などの基準に適合した農産物に「UTZ認証ラベル」の表示を認めている。
カカオ生産では児童労働が世界的に問題となっている。ネスレは2009年から実施する「ネスレ カカオプラン」を踏まえ2014年、UTZ認証ラベルの導入を開始。キットカットへの導入について同社は「持続可能な農業に向け支援を受けるカカオ農家の拡大に繋がる」と説明。カカオ農家に対して適正価格での買い取り、農業技術支援、児童労働の排除などを実施するとしている。