【オルタナL】オリーブ畑でエシカルモデルがランウェイ

記事のポイント


  1. エシカルモデル協会が、横浜のオリーブ畑でファッションショーを開催した
  2. エシカルモデルらが登場、循環型オリーブ農業の紹介も
  3. 都市型農園で新たな農業の可能性に触れるきっかけとなった

エシカルモデル協会は2025年11月1日、横浜の耕作放棄地を活用した「横浜オリーブ」の農園を会場に「農業ガールズコレクション2025 in 横浜オリーブ農園」を開催した。エシカルモデルや農業関係者によるランウェイが目玉コンテンツである本イベント。横浜オリーブの加工品の展示や試食、農園をギャラリーに見立てたアート作品の展示なども行われた。都市型農園で農業の持続可能性や新たな可能性に触れ、考えるきっかけとなった。(エシカルライター=宮野かがり)

当日は、モデルなどを含む約70人が参加した

2025年11月1日、農業×ファッション×アートをテーマにエシカルモデルの育成やエシカル商品・サービスの企画などを手掛ける一般社団法人エシカルモデル協会(東京・荒川)が主催した本イベント。最大の特徴は、横浜の耕作放棄地を活用した「横浜オリーブ」の農園をファッションショーの会場としたことだ。

循環型農業を目指し栽培から加工販売までを自社で行う横浜オリーブは、現在3.3ヘクタールの農園を保有し、今年は6~7トンの収穫量を見込む。

ランウェイに登場したのは、エシカルモデルをはじめ退役自衛官と農業を繋ぐ「農業自衛隊」や神奈川大学サッカー部農業チーム、農業系コミュニティ「自給自足村Refarm」などの17人。モデルたちは農園に映えるMIZUNOのスポーツウェアや都市養蜂Beeslow(東京・江東)の防護服などをコーディネートした農業ファッションに身を包んだ。

エシカルモデル協会の松倉杏奈代表は、「オリーブの木々の中を、風を感じながら歩くランウェイは爽快感があり、一般的なランウェイとは一線を画す体験でした」と感想を語った。

「また実際に農業に取り組む団体とも協力し農業の魅力を届けることにこだわりました。次回は横浜の農産物や地元教育機関も巻き込んでより大きなムーブメントにしていきたい」と今後の展望を語った。

当日は、通常は一般公開されていない農園の自由見学や、横浜オリーブの加工品やアーティストによるインスタレーション作品の展示などのコンテンツもあり、都市型農園で農業の持続可能性や新たな可能性に触れ、考えるきっかけとなった。

会場には農業xアートを伝えるインスタレーション作品も登場した
miyano

宮野 かがり(エシカルライター)

フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通し世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、エシカル・サステナブルライターとして活動。都会からはじめるエシカル&ゆるべジ生活を実践。

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