東京・銀座の老舗子供服店が長野・栄村の希少米を販売へ――地元の農家と提携

東京・銀座の老舗子供服店ギンザのサヱグサ(東京・中央、三枝亮社長)は子会社を通じて、コメの販売業務に本格参入する。長野県北部の栄村小滝集落で作った希少なコシヒカリを販売する。このほど、長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」で、ワインボトルに詰めた希少米2種を発表した。(杉山香林)

銀座NAGANOで開催された試食会には130名超が参加。
銀座NAGANOで開催された試食会には130名超が参加。

栄村は、長野県最北端に位置する人口約2000人の村で、東日本大震災翌日の3月12日、「長野県北部地震」で震度6強に見舞われた被災地であり、現在も復興に向けての取り組みが進んでいる。

三枝社長が2年ほど前に栄村の小滝集落を訪れたのを機に、小滝集落の農家との交流が始まった。2014年暮れには、ワインボトルに詰めたコメをお歳暮ギフト用に販売したところ、1週間で1000本を売り切った。

小滝米の塩にぎりや山菜の漬物などが振る舞われた。
小滝米の塩にぎりや山菜の漬物などが振る舞われた。

ワインボトルへの充填したのは、ギフトに相応しい高級感と小滝米の希少性を強調するだけでなく、遮光や温度・湿度の安定によってコメの品質を長く保てるという。

10月22日には、KOTAKI WHITEの正式発売に合わせ、銀座NAGANOで試食会「KOTAKI EXPERIENCE PARTY」が開催された。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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