トヨタの「問題解決」手法をNPOが活用へ

パネルディスカッションでは、講演した2人に加え、あいちコミュニティ財団(愛知県名古屋市)の木村真樹代表理事とオルタナの森摂が参加。木村代表は、「コミュニティ・ユース・バンクmomo」で非営利団体向けの融資も行っており、11年目の現在に至るまで貸し倒れはゼロだ。この背景には、ボランティアスタッフの派遣などマネジメント面での支援もあったという。

山元COOは、成長できるNPOの特徴として「社会を変える計画があること」を挙げた。社会規模に目を向けることで、周囲を巻き込んだマネジメントを意識でき、改善につながるのだという。また、「非営利組織のマネジメントは、まだあまりノウハウが共有されていない。企業運営と共有する部分もあるが、非営利組織ならではの特徴や難しさもあり、その違いが面白さでもある」とNPO運営のやりがいも語った。

トヨタNPOカレッジ「カイケツ」は、5月から12月までの連続講座で各自持ち寄った問題を解決していく構成。4月14日まで申し込みを受け付ける。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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