「虹の戦士号」、福島沖での海洋調査を実施

国際環境NGOグリーンピースの船「虹の戦士号」(オランダ船籍、855トン)が、先月22日から約3週間、福島沖での海洋調査を実施した。同NGOによる福島沖での調査は東電原発事故後の2011年5月以来、約5年ぶりとなる。(オルタナ編集委員=斉藤円華)

横浜港に停泊する虹の戦士号=16日
横浜港に停泊する虹の戦士号=16日

前回の調査では採取した海藻に含まれる放射性物質を調べた。今回、福島第一原発から半径20キロ圏内を含む海域で海水と海底土を採取。外部の調査機関が分析し、測定結果は2~3か月後をめどに公表される見込み。

調査を担当したグリーンピース・ドイツのショーン・バーニー氏は「原発の沖合数キロの地点では、放射能汚染が今も深刻だ。これまでの様々な調査で汚染の実態が明らかになってきたが、不明な点も多い」と述べた。船は20日に横浜港を出港する。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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