経済産業省は7月22日、天然ガスシフト推進を検討する「低炭素社会におけるガス事業のあり方に関する検討会」を開催した。天然ガスシフトの推進と、産業構造の転換に備えた未来のガス事業の課題について研究し、今年度内に提言を取りまとめる予定。
今年6月に閣議決定された「エネルギー基本計画」で、燃焼時にCO2の排出量が少ない天然ガスは低炭素社会の早期実現に向けて重要なエネルギー源と位置づけられた。しかし一方で国内でのエネルギー自由化の進展や他のエネルギー事業との競争に加え、海外市場でLNG価格の高騰に直面するなど課題も多い。
検討会では論点を整理し、天然ガスシフトをめぐる行政や他産業との関係等について有識者の意見をまとめる。(I)