富士ゼロックスは7月3日、お客様価値創造センター(横浜市)で「PCリユースイベント」を開いた。2012年から社内の使用済みPCを開発途上国へ提供する流れを制度化しており、今年で8回目。これまでバングラデシュやガーナなど13カ国に950台を寄贈した。(瀬戸義章)
全国の営業所から使用後5-6年が経過したPCを集め、完全にデータ消去した後に、「Microsoft Registered Refurbisherライセンス」を付与した寄付用のWindowsをインストールし、現地に届けている。
今回のイベントには横浜市の児童養護施設、聖母愛児園の小学生が参加した。「社会貢献を受けてばかりでなく、自分も役立ちたい」と立候補した9人だ。開発途上国では半屋外でパソコンが使われることも多く、シール類に砂ぼこりが溜まって故障の原因になりやすい。