
左)店内入口には、LGBTのレインボーフラッグが置かれた
有楽町マルイ店で25日、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の就職活動生向けにスーツの試着会が行われた。就職活動では主にスーツの着用が求められ、特に身体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーの就活生には、サイズが合わず、着たい服が着られないという課題があった。自分らしいスーツを着ることで、自分らしく就職活動に挑む一助となる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
同日、同店でLGBT就活生がスーツの採寸を行った。その中の1人に、身体は男性だが、心は男女どちらでもないという学生がいた。一般的には、「MtXトランスジェンダー」と言われるセクシュアリティーの持ち主だ。
その学生は大学2年生。身長は178センチのスリムな体型で、足のサイズは28センチ。ジャケットとパンツはレディース、靴はメンズを選んだ。「頭の中で理想に描いていた服を着ることができた。面接でも、違和感なく自分のことを話せる気がする」と笑顔で話す。
■「演劇用」と説明する人も